製造業エンジニアの道

自分を伸ばし、会社を伸ばす自己革命

記憶に残る読書法

本の読み方って人によって様々だと思う。 先日、クライアントさんの中堅技術者の方と話していて、その方は読書が趣味だそうで、年間に400冊以上の本を読むのだそうだ。 それもビジネス書ばかり。 どうやってそんなにたくさん読めるのかと聞いたら、独自の速…

技術コンサルタントという生き方

技術者、エンジニアにとって、自分の技術が世の中でどれくらい役に立つ、あるいは通用するかというのは、とても気になるところである。 終身雇用制で、ひとつの会社に居続けていると、その不安はもっと大きいかもしれない。 技術者の持つ固有スキルは、単に…

「戦略」とは何かを理解する

企業活動の中で、”戦略”という言葉はあまり疑問を持たれずに使われているように思う。 しかし、それは本当に適切な意味で使われているだろうか? ”戦略”とは何か? 多くの人、しかも現役の大企業の経営者ですら、”戦略”の意味を取り違えている。 戦略論と経…

エンジニアにマーケティング脳力をつける大改革

「マーケティング」って言葉は、色々な場面で使われるが、「マーケティング」って何かって、周りの人たちと話をしてみて欲しい。 おそらく、様々な意見が出てきて、いったい何が正解なのか、という状況になるのではないかと思う。 今、ここで正解を披露しよ…

自分のことは自分で守る

企業の中で働いていると、特に日本では終身雇用の考えが多くの人の根底にあるからなのか、会社が自分のことをいつまでも守ってくれるのだと、大きな勘違いをしている人が多いようだ。 何となく、組織の一員として組織の中で働いていると、帰属意識は日に日に…

個人の成長のスピードを上げる疑似体験

「ローマは一日にして成らず。」 組織の成長も個人の成長も、それなりに時間が必要だ。 ただ、組織改革と個人の成長とでは、時間軸が異なるかもしれない。 個人の成長は、もちろんその人次第ではあるが、組織改革に比べると、早く結果に表れるものだ。 また…

知識と能力

知識と能力(脳力)は車の両輪だ。 両方が揃うと、大きな力になる。 専門書を読んで専門知識をつけるだけでは、技術者として大きな仕事はできない。 知識をつける方法はみんなが知っているが、能力(脳力)、つまりその知識、情報を処理する能力を高める方法…

組織のジレンマ

組織の中で起こる問題は、すべて組織の中にあるジレンマが原因である。 問題を起こすのは、すべて人の行動である。 これらは、TOC(制約の理論)での教えだ。 組織は、トップの大きな方針で運営される。 そして、トップ方針のもと、各組織はそれぞれの部門方…

質問力を磨くと影響力がアップする

エンジニアにとってだけではなく、企業人というか組織人であれば”質問力”は大きな力を発揮する。 会議で説明を受けたり、セミナーで講習を聞いたりした後に質問をするには、実はよく聞いていないと、しっかりとした質問は出来ないものだ。 傍から見ていて、…

自慢する文化を作ってA3報告書を書く

グローバリング(株)の稲垣社長と協業しながら、企業向けの製品革新コンサルをやる中で、トヨタ式として知られている「A3報告書」の文化を作ることを指導している。 A3報告書は、トヨタで使われているということで有名だが、実は1970年代、80年代にTQCが日…

「稼げる」エンジニアとは?

エンジニアが「稼ぐ」とはどういう意味か? 誰だってお金は欲しい。 サラリーマンであっても、できるだけたくさん給料が欲しいと思っているはず。 しかし、いくら欲しいかと聞かれると答えに困ってしまわないだろうか。 周りの人よりも少し多めがいいとか、…

人生100年時代、シニア活用の道

人生100年時代、60才定年はもはや時代に合わない。 かといって、ベテランが幅を利かせすぎると若い人が伸びるチャンスを圧迫する。 企業も、片方では人手不足を抱えながら、もう一方では人件費を適正に抑え、人材の新陳代謝を維持しなければならない。 今、…

”脳”力を鍛える

エンジニアは、どうやって能力を伸ばしていくべきか? エンジニアの能力は、そもそも何なのだろう? 技術を伸ばすということは、専門性を伸ばすこと、つまり知識や経験によって他の人の知らないことや出来ないことを出来るようになることかもしれない。 だか…

組織改革と人事考課制度

多くの日本企業では、相対評価で人事考課を行っています。 利益を適切に分配するということと、社内競争によって人材育成を強化していく狙いがあるのかもしれませんが、本当に公平な評価になっているのか、企業内でもいろいろと議論になっているのではないで…

パラダイムシフトを先読みする

時代の流れは速い。 技術は日進月歩で進んで行く。 でも、その流れの中にいると、流れの速さに鈍感になってしまうのかもしれない。 20年前のワークスタイルやライフスタイルは、思い出そうとすれば思い出せなくもないが、実感として忘れてしまっていることが…

技術者として会社に飼い殺されないために

「自分の技術力を伸ばしたい。」 多くのエンジニアは、技術力向上を切望している。 どうやって技術力を磨いていくか、というと、いい仕事をしながら自然と技術が身に付くというのが一番効率的だ。 でも、仕事は選べないとなると、いい仕事についてる他人がう…

グローバルで浮いてる日本企業

グローバルEMS企業(アメリカを本拠とするグローバル企業)の日本支社で開発部門の責任者をやっていたころの話。 まだフォックスコンが台頭する前、ソレクトロンとかフレクトロニクスといったメガEMSが日本に進出してきて、ソニーやNECなどから日本の工場を…

マインドマップで右脳を刺激

マインドマップは、会社勤めのころ、アイデア検討の場で使っていたのですが、どちらかというと他人が使っているのを見よう見真似で使っていたというのが正直なところでした。 本来の意味や成り立ちなどを知らないまま、発言内容を関連付けながら整理していく…

「知らないことを知ることから」が開発の本質

「自分が何を知らないかを知る」ということは、易しいようでなかなか難しいのかもしれない。 開発現場は忙しすぎて、また、技術の進歩も早くて、わからないこと、知らないことをキャッチアップしていたら、求められる仕事のスピードについて行けないのかもし…

儲かるアイデアをどう出すか?

新規事業のためのアイデアを集めようとすると、アイデアはたくさん出るけれども、どうも儲かりそうもないとか、事業としては成功しそうもない、ということになりがちではないでしょうか? 事業アイデアを考えるときに、事業を創るということを、いい製品を作…

開発現場の実態

いくつかの企業の開発部門で、このスライドを見せると、多くのエンジニアが大きくうなづきます。 「思い当ることありますか?」と聞くと、 「たぶん全部当てはまるかもしれません。」と返ってきます。 「どれが一番重要な問題ですか?」と聞くと、 う~んと…

はじめまして!

はじめまして! 60才で大手企業を定年退職したのをきっかけに、シニア起業して製品開発のコンサルティング事業を始めて約1年になります。 幸運にも何社かのクライアントに恵まれて、とても有意義な1年となりました。 2期目に入って、もっともっと日本の製造…