記憶に残る読書法
本の読み方って人によって様々だと思う。
先日、クライアントさんの中堅技術者の方と話していて、その方は読書が趣味だそうで、年間に400冊以上の本を読むのだそうだ。
それもビジネス書ばかり。
どうやってそんなにたくさん読めるのかと聞いたら、独自の速読をしてるらしい。
いわゆる世の中で紹介されているような速読術をマスターする必要はなく、誰でも慣れれば出来ますよとのことだった。
どんな方法で読んでいるかと聞いてみたら、本を買うと、すぐに裁断+PDF化をするサービスを使ってすべてPDFにしてしまうのだそうだ。
その後、PDFをリーダーソフトを使って、自動ページめくり機能を使って1ページ当たりの秒数を決めて(彼は10秒/ページでやってるそうだが、少しずつ早めていくのがコツだそうだ)、寝っ転がってボンヤリ見ているだけだそうだ。
それで、頭に入るのかを聞いたら、一回ではなく、何度かペラペラめくりを繰り返すのだそうだ。
繰返す回数、1ページ当たりの秒数を少しずつ減らしていけば、だんだんコツ掴めるし、慣れなくても何度も繰り返すと、徐々に中身をよく理解できるようになるのだそうだ。
何より、本を読む辛さのようなものがなく、ボンヤリしながら読めるので、それが快感になっているとのこと。
まだ、私は試してないが、確かに本の内容について当人と話してみると、しっかりと読めているし、そのうちやってみようかと思っている。
まだ、本を裁断することに多少の抵抗がありそうだが。。。
私自身の読み方は、読むスピードは人並みだと思う。
私がやっていることは、気に入った本は、人に勧めながら本の概要を説明してあげることだ。
他人に説明することで、自分の記憶に残っていく。
さらに、多くの人に話を広げる。そのときに説明に疑問が出たら、もう一度読み直す。
二度目の時は、少し飛ばしながら高速によむ。
5人くらいに話すころには、しばらく(5年くらい)は、忘れないくらいに記憶に残っていると思う。
私は、技術者ももっと経営学書、ビジネス書をもっと読むべきと言い続けている。
それは、技術者がもっと日本社会で活躍して欲しい、大企業のトップになる、あるいは中小企業をけん引する技術者、エンジニアにもっと出てきてほしいという願いからだ。
ひとつの試みとして、例えば、
ということを読むべき本とそのポイントを含めてまとめるようなことを始めている。
また、特に技術者向けに推薦したい本を私のブログ内にまとめてもみた。
若いエンジニアの方との交流も増えているのだが、本を読む人は少ない気がする。
今は新聞を読む若い人が少なくなっていて、多くの情報がネットからというように時代は変わっているようだ。
どんな媒体でもいいのだろうが、学ぶことは止めて欲しくない。
ぜひ、自分なりの読書法を見つけて、本を読み続けて欲しい。